相手校(MPCDSchool)とテレビ会議をしよう

昨年度、総合学習「創造の森から始めよう」では、佐賀県の橘小学校と5単位時間にわたって、テレビ会議をしました。これは、ISDN回線(電話)を使っての通信でした。本校には、総合学習支援用に専用のISDN回線が敷設してあります。学習以外には使用しない回線です。
 また、山口の自然保護を訴えるホームページを作成していた子供たちがいたので、教育研修所の研究指導主事さんともテレビ会議をしました。ホームページ作成のよさや留意点を教わるためです。これは、インターネットを使用したものでした。学校ネットワークのLANを使用しました。

  7月18日(火)・・・終業式前日に
テレビ会議第3弾が実現しました。
 相手は、なんとアメリカのルイジアナ州ニューオリンズのMPCDSchoolの先生や子供たちです。エイミー先生の勤務校です。インターネット経由ですから、常時接続の山口小学校に経費はかかりません。しかも使っているソフトは、Net Meetingです。従ってこれもただです。
  相手校から、是非テレビ会議をしよう、という申し出があり実現しました。こちらは、午前9時。あちらは、前日の夕方7時です。夏休み中で、しかも夕方の7時にわざわざ子供たちを学校に呼んでくださっていました。しかも、エイミー先生のご主人とお母さんもおられました。向こうの学校に来てくれた子供たちは、エイミー先生の教え子で、現在、3年生の子供たちでした。相手校は、マックを使っているのですが、Net Meetingを使用する関係で、図書室にあるPCを使用してくださっていました。

*テレビ会議の様子はここ!   MPEG1映像 15秒 2.72MG


中央の映像が相手校の映像
右下の小さな映像がこちらの映像
左下は、ご存じチャットの画面です。

 予定時刻より10分早い、8時50分にスピーカーから「Hello!」の声。テストをしていた子供たちが、その声に気づきました。すぐにプロジェクターに映像を映しだし、いきなり、テレビ会議の開始です。エイミー先生と通訳の先生、そして副校長先生をお呼びしました。あちらの映像、音声は、きれいに入りました。こちらの映像も向こうに伝わっていました。しかし、こちらの音声が伝わりません。すこし機械と格闘しましたが改善せず、結局こちらの意志は、チャットを使って伝えることにしました。エイミー先生が、タイプしてくださったので、早くて、しかも正確。意志伝達は、言うことはありません。
  子供たち10数名が、順番にカメラの前に座って話しました。いろいろな質問をしたり、相手の質問に答えたりの交流です。天気の話から始まり、将来の夢や飼っているペットの話、ポケモンカードの話、こまの話等々多種にわたりました。チャットなので、記録は正確に残せました。

*テレビ会議チャットの全記録はここ


ポケモンカードをカメラに近づけて見せている
男の子。CCDカメラがクリップでノートパソコンに
留めてあります。パソコンの向こう側に液晶
プロジェクターが設置してあります。
台は、教室のオルガンです。


  初めのうちは、カメラの前に座るのを恥ずかしがっていた子供たちも(あれだけテレビ電話には、慣れていた子供たちでしたが、外国となると少し照れてしまうのでしょうか・・・特に女の子が恥ずかしがっていました。)徐々にうち解けて、いろいろな話をすることができました。通訳を介して、しかもチャットという手続きをとるので、一つ一つの話に時間がかかります。1時間以上の時間を使って、話をしました。汗をいっぱいかいての会議でした。



タイプしてくださっているのは、エイミー先生。
2学期からは、坂本がこれをやるのでしょうか?


 音声が届かないのは、残念でしたが、チャットの方が正確に意志が伝わるので、エイミー先生も私も音声がたとえうまく伝わっても、チャットを活用する方がいいのではないかとあとで話しました。あちらの新学期が始まる9月から何度か会議を続けることを約束しました。すごいことであります。何と言っても相手のいるところは外国なのですから・・・