16,17,18,19時間目    第2回調査・活動を行おう

第1回の活動後の振り返りも加味して、第2回の調査・活動を行いました。
そのときの模様です。
今回は、教師の目から見た子供たちの活動の様子です。


城跡調査グループ

このグループは、自学で、大内氏の歴史を調べていた。市役所と歴史民俗資料館に出向き、必要な資料を集めていた。今回の活動では、昔の記録に残っている絵地図と実際の城跡とをくらべながら歩くということとであった。
いろいろ歩き回ったあげく、屋根瓦の一部をおのおの拾ってきた。大内氏の時代の城の一部に使われていたのではないかという。宝物を発見したかのような興奮ぶりであった。当時のものかどうかは、全くわからないので、どのようにして調べるか話し合っていた。帰校後、学校の先生(特に社会科の先生)に尋ねたりしていたが、結局近くにある「埋蔵文化センター」に行ってお話を伺うしかないという結論に達したようだ。


野イチゴジャムグループ

前回野イチゴの数の激減のため、チョコレート野イチゴジャムづくりがうまくいかなかったグループは、話し合いを重ね、いろいろ迷ったあげく、「創造の森 食マップ」づくりに軌道の変更を行った。なにか食べるものがないか歩き回り、ポピュラーな「よもぎ」をたくさん集めてきた。
早めに学校に戻り、図書室でよもぎを使った料理を調べた。よもぎもち、よもぎ茶、よもぎ団子などを候補にあげたが、結局「よもぎ団子」に挑戦することにした。今までのジャムづくりは、学校で時間内にまたは、昼休みに調理していたが、この度は、時間がなく家での挑戦となった。

翌日、十数個のよもぎ団子を持ってきた。教官室で数人の先生に食べていただいた後、1組と2組の数人に分けて出来映えを味わってもらっていた。大変おいしかった。親御さんにもご迷惑をおかけしたに違いない。感謝。

他の「食」グループの中には、「ヘビイチゴミルクゼリー」に挑戦したところもありました。うまく固まらなかったと言っていましたが、味の方はまずまずでした。ゼリーをどのように固めるのか等、研究が必要。


野鳥観察グループ

野鳥観察グループは、巣箱づくりの日であった。創造の森を管理している市役所の林務水産課の方と山口市森林組合の方にご指導をいただきながら、創造の森の木工作場で巣箱の製作を行った。たった13名の子供たちのためにわざわざ6名の方においでいただき、しかも発電器、電動糸鋸4台、鋸、等様々ご準備いただき懇切丁寧なご指導をいただいた。同時に森林を守り育てておられる方々の森に対する思いにも触れることができ、貴重な交流の場となった。

            

2時間という限られた時間でしたが、懇切丁寧なご指導のおかげで、形にできました。残念ながら完成しなかった子供は、学校にて続きを行いました。


川の水調査グループ

前回と同じところを継続的に調査。水温によって、CODパックテストの検査時間が違うため、はじめに水温を測る。湿度が高い上、清水は冷たいので、コップの周りが曇る。
晴天が続いているので、残念なことに前回計測した最もきれいなわき水の地点が、涸れていた。「いつも流れているとは限らないんだね。・・・・」
今回は、カメラでパックテストの色の変化を記録していた。合理的。
計測が終わると、したの共生の森で水遊び。これもまた、楽しい時間。


草花調査グループ

              

前回ドクダミを調べたグループは、今回も植物図鑑や野草図鑑を持ってきて様々な植物を調べていた。
もう一つのグループは、採集が主で、新聞紙にキッチンペーパーを挟んで、採集した。これをスケッチブックに押し花形式でまとめ、解説を付ける形でまとめるとのこと。


昆虫観察グループ

思ったほど昆虫にはお目にかかれず、少し活動が停滞していました。創造の森には、「昆虫の森」も整備されつつあるとのこと。カブトムシやクワガタに出会うなどというレアな体験が保障できるといいのですが・・・教師の適切な支援が必要なグループです。悩んでいる担任・・・・それでもいくつか珍しい昆虫を図鑑で調べ、カードに記述していっていました。

         


その他

そのほかにも、いくつかのグループが、活動を進めました。「共生の森砂防ダム池内魚マップ」を作るという2組の子供は、今回も魚釣りを続け12匹つり(もちろんすべて逃がしますが・・・)そのたびにカメラに記録をしていましたし、ケナフの種を植えて、発芽した苗をいくつか持ってきて、ケナフの植林をしたグループもいました。なんとお手製の看板付きです。


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