11・12時間目      調査・活動計画を立てよう

今までの総合学習、特に2度の創造の森での遊び体験をもとに,今後の調査・活動計画を立てます。


まず、立案1時間目(11時間目)は、アイデアを出し合いました。

教師の発問は、

「どんな調査・活動ができそうですか?アイデアを出し合いましょう。」

でした。

ほとんどの子供に自分のやりたいことがすでに決まっているとは思いましたが、あえて、「何をしたいですか?」とは尋ねませんでした。それぞれの子供がいろいろなアイデアを出して、それらと自分の内にあるやりたいこととを比較させて、自分の本当にやりたいことを決めていきたいからです。

出たアイデアは、次のものです。

ここまで出て、それらをまとめる「生き物」を調べるという意見が出て、板書上に枠囲みでまとめました。その後

などが続きました。城跡のことなら、県立図書館や市役所、民俗資料館へ行かなくては・・・や水質なら試験薬がいる等の追求方法も暫時つぶやきから拾いながら、できることを広げていきました。木工作を創造の森の中の「木工作場」でやるのなら、連絡をしなければなりませんから、先生の方が交渉しましょう・・・と確認をしました。その後・・

が、出たところで、教師の方から「成長を実感することのできる植物なら・・・」という視点から「ケナフ」を出しました。何人かの子供はケナフを知っていて、紙をつくることができる・・・などの発言が出ました。
その後、板書右下の

を教師の方から提案し、アイデアの一部に組み込みました。

板書です

大きな写真はこちら(約49KB)

それぞれのアイデアは、その中で何に重点をおいて調べるのかによって、かなり違う課題になるわけですが、今日はここまでにして、今後の見通しとて次の日時を教師の方から示しました。

今後の活動計画

6月9日(水)1ー3校時
6月15日(火)1−3校時
6月21日(月)1−3校時
7月5日(月)2−3校時

それぞれに雨の場合の代替日もあわせて示しました。

最後に7月5日を他学級への発表会にするか?5年1組2組内だけの「報告会」にするか?の希望を聞きました。
報告会30人程度、発表会10人程度の挙手。
「発表会は3学期でもいいんじゃないの?みんな。」の意見で落ち着き、当面「報告会」で進めることにしました。

明日の総合の時間までに自分自分で課題を決めておくことを投げ掛けて、この時間を終わりました。

ここまでが11時間目です。


翌日、4校時、総合の時間12時間目の様子です。

はじめに、昨日の子供の願いに応じて、

等を説明しました。その後「何をどのようにしますか?」と尋ねました。
「一人で活動しても良いし、同じ願いを持っている友達どうして一緒に活動しても良いこと、グループは、2組の人と一緒でもよいことを伝えて、計画カードを配布して、計画を作り始めました。

配布した計画カードはこちら

最終的に11時間目に課題(アイデア)一覧の中で選択されなかった課題は、私が提案した「創造の森をつくった人たちの願いや今やられている企画などの調査」でした。もともと担任が提案したものなので、やはり、子供の中には下りていかなかったようです。

ケナフについては、野イチゴジャムづくりのグループが、「創造の森食グループ」に変身していて、その中に取り込まれていきました。
また、木工作で巣箱をつくりたいと希望したものは5名でした。つまり野鳥関係の課題を挙げたものが5名だったと言うことです。

詳しい課題やその後の追求の様子は、追って・・・・