『心のノート』を全校朝礼で使う 【対 象】 どの学年でも可。 【ねらい】 選択した道徳的価値への関心を高める。 「心のノート」は、各教科や道徳などの授業で使うだけでなく、広く学校生活全体で使うことができるように作成されています。 全校朝礼で活用する事例とそのポイントを紹介しましょう。 1 全校朝会で特定のページを活用 校長先生や生徒指導の先生の話などで、話す内容に関連するページを使うことは有効です。既に、多くの学校で行われていることでしょう。 「全校児童を対象に短時間で話す」場なので、次の3点を大切するとよいと思います。
特に、三つ目は価値内容をわかりやすく伝えるのに「教師」が心のノートを活用するポイントだと思います。 例えば、「友達の大切さ・よさ」について話そうとするとき、「友達には自分を元気づけたり楽しくしたりするパワーがあること」(低学年40ページ)「友達には自分にはないよいところがあること」(中学年45ページ)「いろいろな友達、異性の友達がいるから友達はよいということ」(高学年47ページ)を強調しながら段階を踏んで話すとわかりやすくなります。 2 自由記述のページを活用 全校朝礼に、直接持っていかないで、教室に帰ってきてから活用する方法です。 低、中、高の各冊子には終わりに「心に残したい言葉」を書き込むページが準備されています。校長先生のお話などを教室に帰って、このページに2,3行でメモします。私の学校では毎回教官が順番に「心に残るお話」と題して、自由に話すプログラムが組まれています。年間を通して記録すると、他のページにひけを取らないユニークなページに変身するでしょう。 |