絵本『はるのゆきだるま』で道徳授業
切ないけれど、読んだ後心温まるお話しです。
http://www.medias.ne.jp/~k0712/booktoukou01.htm
【対 象】 小学1,2年生(低学年)
【ねらい】 ゆきだるまの気持ちを考えることを通して、命のはかなさ、
大切さについての考えを深める。
【資 料】 『はるのゆきだるま』石鍋芙佐子作・絵 1983年、偕成社
【学習過程】(45分授業)
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資料を全部読み通さず、場面ごとに立ち止まりながら、思いを交流
し合う学び方(再現構成的な)で授業をします。
http://www.echigo.ne.jp/~oyam-int/moral-saigen.html
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「ひとりぼっちで山の中にいる雪だるまはどんな気持ちかなあ?」
(5分)
*1場面を読んで、雪だるまの気持ちを共感的に理解する。
A
「雪だるまと動物たちが出会った場面で思ったり、考えたりしたこと
はないですか?自由に感想を出し合いましょう。」 (10分)
*
「はる」という季節を巡って、雪だるまと動物たちが心を通わせてい
く様子を子供たちの自由な感想で味わう。
*
「はるのおみやげ」とはどんなものなのか自由に予想を発表し合う。
B
「ゆきだるまさんが待っていることを思いだし、急いでやまへ駆け上る動
物たちはどんなきもちだろうか?」 (10分)
*
机の横に立って、動作化しながら気持ちを発表させるとよい。
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ゆきだるまさんがどうなっているか、互いに想像し合う。
*
続いて「ゆきだるまが解けてしまっていた」場面を提示し、ゆきだる
まの無念な気持ちなどを出し合う。
*続けて、春の場面を提示する。
C
「『わあーい、ゆきだるまさんだ。』とあるが、どんな雪だるまなのかなあ」
(10分)
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自由に想像を広げる。
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「たくさんの白い花でした」の場面を提示し、思いを出し合う。
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「命は一度なくなったら、二度と元にはもどらない」ことを確認する。
D「どうして雪だるまの形をした白い花が咲いたのでしょうか?」(10分)
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「おみやげに持ってきた白い花の種が咲いた」のような理科的な発言
も出るだろうが、それは、認めた上で
(1)雪だるまの動物たちに会いたい気持ちが花という形になった。
(2)雪だるまの生まれ変わりが花。
(3)雪だるまの春を待ちわびた気持ちが花になった。
(4)雪だるまが自分を忘れてほしくないという気持ちが花という形になっ
た。
*教師の思いを語る。