中学1年道徳学習指導案
主題名 強い意志 (読み物資料 『木箱の中の鉛筆たち』 暁図書出版中学校1年)
■指導案の書き方の提案
■資料 (神津かんなさん:作)
ニューヨークに役者の勉強に行ったかんなさん。ブロードウェイに通ううち、次第に興味は役者から書き手の方へ。志望を変更して小説家を志す。日本に帰ってから物書きとして自立しようとするも、仕事が来ない。たまに来た仕事も、努力して書いた割に認められない。悩んだ彼女は、父親に相談する。父は、小さい頃から音楽の才能があったと「思っていた」が、実は、単なる「思いこみ」であったことが後にわかる。父は、自分に音楽の才能がないと知らされてから、猛烈に努力を始めた。そのことで、今は作曲家として成功していたのだ。話の最後に、ピアノの下にしまっていた木箱を取り出し、中にあった何百本もの短くなった鉛筆を見せてくれた。
才能がないと自らを嘆いていた彼女は、父親の努力の大きさに自らの不徳を恥じ、いつもくじけそうになると、父の「木箱の中の鉛筆」を思い出しては、強い意志で自らを励ましている、という話である。
http://www.akatsuki.co.jp/dotoku/index_fukudokuhon.html