はじめての参観日で行う道徳の授業　３年

主題名　　　自己紹介カードで、仲良くなろう　　　１時間
２―（３）　信頼・友情

　これは、以前、日曜参観日にやった授業です。そのときの画像がどういうわけか残っていなかったので、クラスの子供たちだけでやったとき（もちろん年度は違いますけど・・・）の画像を便宜的に援用しています。ついでに文章も、リライトです。（すいません）
　簡単に準備ができて、活動も単純なので、取り組みやすく効果も高い授業だと思います。
　年度はじめの早い時期の参観授業でお試しください。

【ねらい】互いに自己紹介することを通して、これから友達や友達のお家の方々ととして仲良くしていこうとする心情を培う。
【資　料】この授業の前半に書く「自己紹介カード」
【一工夫】
エンカウンターの手法を用いていますが、通常ある「さいころトーク」や「双六トーク」などと違って、自分が伝えたい内容を伝えたい人に伝えられて、しかも準備が簡単。とっても取り組みやすい授業だと思います。

【授業の様子】

１　これから４１人が仲良くするためのアイデアを思いつくままに出し合う。(5)

• 遊ぶこと、話すこと、自己紹介をすることなどが出てくる。すぐに、次のように投げかける。「今日は、自己紹介カードを使って、自分のことを友達に知らせたり友達のことを知ったりして、自分を見つめよう。そして、仲良くなろう！」「おうちの方もいらっしゃっているので、今日は、お家の方々とも自己紹介して、仲良くなるゲームをしましょう！」

２　自己紹介カードを書く。＊自己紹介カード〜トランプ程度の大きさ。表に「ぼくが飼っているペットは何？」などの問いを書く。裏にその答えを書く。一人４枚程度。(15)

• はじめに、教師が作った大きいカードを見せる。一枚はその場で書いてみせます。
• 単に、好き嫌いだけではなく、「心の内側を紹介する」ことが今日は大切なのだと話します。
• 教師が示した大きなカードには、「一日で幸せだなあと感じる瞬間は？」「一日で悲しいなあと思う瞬間は？」「命がすばらしいなあと思ったことは？「自分のいいところは？」です。

３　お家の方々も仲間に入れて、全員で自由にトランプを引き合いながらの交流をする(15）

• できた人から自由に席を立って交換し合う。
• 相手のカードに書いてあったことについては、「自分」も考えて答える。
• ３人以上の人とやる。
• 男子も女子もなく、いろいろな人とやる
• その場で、その話題が広がったら、そのままその話題を続けてもいい　　が、示した条件です。

　　＊お家の方々も一緒にやるとなると、教室だけではスペースが狭いので、音楽室や、体育館などを事前に確保しておくといいですね。（わたしは、音楽室がたまたま空いていたので、そこでやらせていただきました。）

４　交流したときの感想を出し合い、仲良くしていくことについて話し合う。(10)

• 自由に感想を発表させながら、３つに類別しながら板書した。
• 一つは、「なるほど、友達のことがよくわかった」という意見
• 二つは、「その友達は、自分と違うところがあるんだなあ」という意見
• 三つは、「自分と同じところもたくさんあるんだなあ」という意見
• それぞれの細かな表現は、板書を見てください。

◆お家の人との共通点や相違点を際だたせるように意見を求めたり、板書したりするとほのぼのとした雰囲気になります。私がやったときには、幸せな時間が親子とも「眠るとき」だったり、「おなか一杯ご飯を食べたとき」などは、大人でも、また、女性でも男性でも共通していてにっこりしてしまいます。

■最終的に、「みんなが違っていて（でも同じところもたくさんあって・・）仲の良いクラスをつくって行こうね」ってまとめました。

■この授業は、昨年度もやりました。何年生でも実施することができます。簡単だし、作業的活動的なので、飽きませんね。