1学期


●単元2  「白石地区の公共施設を調べて、親子ウォークラリーをつくろ!」

◆保護者とともに総合学習をつくる この学習の特徴は?

●「保護者と共につくるカリキュラム」を目指して、文部科学省の研究開発をおこなっている本校では、その事例の一つとして、この「白石地区の公共施設を調べて、親子ウォークラリーをつくろう」を実施しました。


美術館の学芸員さんから解説を受ける子どもと保護者


●この学習の特徴は、

  1. 実践課題(親子ウォークラリーをつくろう)そのものに保護者が入り込んでいる。保護者なしではこの学習は成り立たない。子どもたちは、おうちの人と楽しむために、この学習を進めた。
  2. 2回の調査活動では、保護者の方に引率をしていただいて、子どもたちの学習を支えていただいた。8人ずつの5グループがそれぞれの調べたい施設に同時に訪問するという学習形態をとっているので、保護者の方の支え無しには、子どもたちの学習は成り立たない。
  3. 引率してもらったときに、子どもたちの学習の様子を初め、この学習のよさ、不十分さについて意見をいただくことによって、その後の学習の進め方を変更したりするなどの工夫をしている。保護者の形成的評価によって、その後の学習の仕組み方が変わった。たとえば、礼状をしっかり書くとか、挨拶やお礼の仕方、接し方の指導が必要であるとの指摘をいただいた。それで、29時間目という終わりに近いところで、全体を振り返る意味も込めて、礼状を書いた。しかも、道徳の時間と関連指導することによって、礼儀正しくすることの意味をみんなで考えた。
  4. 28時間めの「振り返り」の学習を、授業参観にして、子どもたちの見方考え方の育まれ方を直接見ていただくことにした。参観授業の後に学級懇談を仕組み、学習のねらいを初め、評価していただくことの意味などを説明し、アンケート用紙を配布し、後日全員から回収した。
  5. 全体を通して、保護者の方にも@子どもたちと一緒に学習を進めることで子どもたちの学習の様子や子発達段階、発達特性を学んでもらう A同時に近隣の公共施設のよさについて子どもたちと同じ目線で学んでもらう こともねらいに入っている。

の5つです。