35 3月―2 【一年間を振り返る】

主題名 ファイルの整理をして、1年間を振り返ろう 1時間(3M)

【今までの道徳プリントとファイル】

1―(4) のびのび生活


道徳の授業の最後は、やはり、1年間を振り返るものがいいでしょう。

大切なのは、次の3点です。
@一人一人がじっくり今までの学習を思い出す時間を保障することです。教師は、その時々の子どもたちの学びの姿を紹介したり、子どもたちのつぶやきを広げたりします。

A反省的な授業ではなく、これからの生活に希望や夢が広がるような声かけをすることです。少しずつできるようになったことを少し大げさにほめましょう。次の学年の行事や学習の内容を紹介することもよいです。

Bファイルの整理をするという「実際的、経営的」な時間も同時に取るとります。道徳プリントを配っている時間は、厳密には道徳の時間とは言えないかも知れません。しかし、ファイル整理も欠かせない学級担任の仕事です。休み時間にやることもできますが、無理はしないことです。授業中にみんなで配りっこすることも、楽しい学期末、学年末の活動ですね。


【ねらい】
 3学期の道徳プリントをファイルに綴じ込んだ後、1年間の学習の様子を振り返り、これからの生活に夢や希望を持つ。 

【資 料】
 道徳ファイル

【ひびき合いの授業へのワンポイント】
 互いのファイルを自由に見せ合う時間を保障する。


1.みんなでプリントを配る。 (10)

2.ファイルに綴じ込む(25)
ポイント:早くできたものから、1学期からの道徳ノートを自由に読む。


.友達同士で見せ合う。 (10)
ポイント:次の学年の行事や学習内容を紹介したり、これからの夢や希望が膨らむような言葉がけを工夫したりする。


なんの工夫もない授業ですが、1年間の学びの積み重ねが子供にも教師にも目で確認できる(ファイルの厚さ、記録の蓄積)のがよいと思います。
35時間きちんと道徳の授業をすることの大切さが教師にも子供にも分かることが大切ですね。

これにて、1年間の道徳の授業の記録を終わります。