32  2月―3  【親子でロジカルコミュニケーション】

主題名   ロールプレイで親子の会話  1時間(3M)

【「イラスト版ロジカルコミュニケーション」 合同出版】

4―(3) 家族愛


 親子の会話が少しずつずれて、うまく意志疎通できないことがあります。3年生くらいから、そろそろ親の問いかけに答えるのか、何となく、面倒に感じることがあるのではないでしょうか。
 そこで、親子の会話がうまく成立しない典型例を示して、それをロールプレイで演じることによって、道徳的に考えていきたいと考えました。
取り上げる会話例は、
母:「今日、学校でどんなことをしたの?」  子供:「知らない」
母:「勉強は楽しかった?」            子供:「別に」
母:「どこへ行くの?」               子供:「ちょっと」

の3事例です。
上学年になる前にやっておくといいかあなと思いました。


【ねらい】
 ロールプレイで親子の会話をすることを通して、よりよく親にかかわろうとする態度を養う。

【資 料】
「イラスト版 ロジカルコミュニケーション」合同出版   監修 三森ゆりか

【ひびき合いの授業へのワンポイント】

 ●二人組で、親の役割を演じたり、子供の役割を演じたりする場を設定する。
 ●自分の家での会話の様子を出し合いながら、共通点をくくる。


1.あるお家での親子の会話を聞き、先生と一緒に演じる様子を見て感想を発表する。 (15)
ポイント:よく似た会話を経験したことがある子供の意見を引き出し、広げる。
ポイント:ロールプレイのやり方について説明する。

2.二人組でやったと、感じたことを話し合う。(20)
ポイント:大人の役と子供の役をして感じたことをそれぞれ出し合う。
ポイント:特に、ついつい子供がそのように反応するわけを出し合う。

        

.よりよい会話を演じ合う。 (10)
ポイント:互いの気持ちが通じるよさを出し合わせ、すがすがしさを感じ取らせる。
ポイント:教師の体験を話して聞かせる。