23  11月―2  【参観授業:お家の人と心のノートを使おう!】

主題名  日本の文化  1時間(4M)

【「ふろしき」 文部省 『文化や伝統を大切にする心を育てる』】

4―(6) 日本の文化・伝統


 4−(6)は、3年生の子供にとって難しい内容です。そもそも、子供たちに「日本」か「外国」かの区別が付きにくいし、「知識」としても「体験」としても「日本の文化」を知らないからです。心情が動かされるには、それ相応の「認知」が必要です。日本の文化や伝統のよさを感じ取るにも、日本の文化や伝統の数々を知らなければなりません。道徳の時間は知識を得させる時間ではありませんが、前提としての「認知」は必要だと考えます。
 そこで、参観授業を活用して、保護者の方々からも「日本の文化」「日本の国の人々が昔からずっと親しんできたもの」について教えていただくという活動を準備しました。
 「心のノート」中学年用の86ページに親子で記入しながら、日本文化の多様さに気付かせることで、我が国の文化と伝統に関心をもたせたいと考えました。



【ねらい】 日本の国の人々が昔から親しんできたものを出し合うことを通して、日本の文化のよさを感じ取り、日本の文化に関心をもつことができるようにする。

【資 料】
読み物資料「ふろしき」『文化や伝統を大切にする心を育てる』
文部省 平成11年

【ひびき合いの授業へのワンポイント】
 参観授業を見に来られた保護者の方に、子供たちのグループに入っていただいて、日本の人々が昔からずっと親しんできたものを出し合う場を保障する。子供たちと保護者の方々とのひびき合いで、日本文化のよさに気付くことができるようにする。
ナンバリングして、自分の考えを述べる子供、誰とよく似ているのか、誰の意見に付け加えるのか、誰に質問しているのかを先に述べる子供を価値付け、そのよさを広げる。


1.読み物資料「ふろしき」を読み、「ふろしきがまほうの布であるわけ」について話し合う。 (20)

ポイント:実物の風呂敷を見せる。友禅染の着物の写真を見せる。



2.日本の国の人々が昔から親しんできたものを話し合い、「心のノート」86ページに書き、発表する。(30) 
ポイント:はじめに数人に発表させた後、グループで話し合って「心のノート」に書かせる。
ポイント:5分経過したら、参観されていた保護者の方々に各グループに入っていただき、いろいろな日本文化を教えていただく。


早速いろいろなご意見をいただきました。


初めて日本の文化だと気付いたものもあったでしょう。


心のノートいっぱいに書き込んでいる子供も数名


「一人2個ずつ発表してください。」といって、延々15分間続きました。
類別して書くことができなくて、曖昧なグルーピングになりました。情けないです。

.教師の話を聞く。(10)
ポイント:ホームページから日本の色、柄、髪型等の例を示しながら、日本の文化のよさを話す。


見せたホームページは
http://www.ad.wakwak.com/~kabigon/japanesque/index.html

http://www.cul-net.com/servlet/jp.co.culnet.top.Search
です。

(4)時間終了後
*時間内に発表できなかった子供4人に振り返りの発表を促しました。「印象に残っている意見」「感想」を発表しました。
*発表できなかったものを自由に書くことができるようにしました。
関心をもたせることが本時のねらいなので、継続して見付けることができるようにしました。