21 11月―1 【仲間や家族とつながっていること】
主題名 あきらめないでつづけること 1時間(3M)
【「ぼくらは小さなかにはかせ」 「真理や学ぶことを愛する心を育てる」文部省】
1―(3) 根気、努力
主人公の心情を想像するときに、自分たちの体験が出てきます。その体験を交えるときに、以前子供たちが書いていた「心のノート」の記述を参照します。「心のノート」を授業の導入や終末で使うことはよくありますが、中心活動の中で用いることは比較的少ないと思います。そこで主活動で活用することは出来ないかと考えて授業化したものです。
【ねらい】
資料を読んで、「心のノート」を読み返しながら、あきらめないで続けられたわけを話し合うことを通して、仲間と一緒に調べたりクラスの仲間に知らせたりすることでがんばり続けられたことに気付き、自分のめあてを振り返ることができる。
【資 料】
読み物資料「ぼくらは小さなかにはかせ」
『真理や学ぶことを愛する心を育てる』文部省 H7
【ひびき合いの授業へのワンポイント】
○クラスの子供たちの中で、自分たちの興味関心に従って、調べ活動をしているグループを紹介し、誰にもそんな頑張りがあることに気づかせる。
○9月5日に「心のノート」21ページの「自分の目標」に書いたことを自分やグループで読み直しながら、主人公の「がんばろうとした気持ち」を想像したり、自分ががんばることができているわけを捉え直したりする。
1.昼休みに恐竜のことを調べている3人組に、やっていることとわけを尋ね、聴き合う。
(5)
ポイント:そのほかの子供たちにも同じような経験がないか尋ね、どの子供にもがんばっていることがあることに気付かせる。
その子供たちの使っていた本とまとめていたノート
2.資料を聞き、主人公の3人組が「あきらめないで、調べ続けられたわけ」を話し合う。 (20)
ポイント:9月5日にたてた目標(「心のノート」21ページに書いている)を読み直しながら、主人公の気持ち(がんばれるわけ)を想像するように促す。 三つのわけ(@自分たちでやると決めたことだから A自分たちの好きなことだから B仲間と一緒だし、わかったことをクラスの仲間に知ってもらえるから)に類別する。
自分の心のノートを見て、主人公のがんばりのわけを想像してみる。
自分の体験を交えながら、説明する。
@(黄色) A(赤色) B(黄緑)があきらめなかったわけ 特にBに着目 |
一番右は、クラスの恐竜大好き3人組の様子。 |
3.自分の「心のノート」の目標をグループの友達と読み合い、互いのがんばりを知り合う。
それぞれのがんばりを互いに紹介し合う。知ってもらうことで何となく
安心したり、やろうという意欲がわいてくるのは、大人でも同じでしょう。
ポイント:互いに知り合うことが主たる目的である。安易に励まし合うことを勧めない。自分のがんばっていることを仲間に知ってもらえるということが、がんばりの元であると考える。それについての善し悪しを求めると窮屈になる。
ポイント:同時に、自分のがんばりは、授業で見付けた@ABの理由のどれなのか知らせる。そして、仲間とのつながりがあることによってがんばれているところに特に着目させることにする。
ポイント:3日間の連休中に、お家の人に自分のがんばりを知らせることを促す。そして、もし何かお家の人が書いてくれるなら、それもお願いする。