道徳の時間 実施カリキュラム  3年


16  10月―1  【礼儀を支える心】

主題名   わたしたちの生きているせかい  1時間(3M)

【「電話でのおじぎ」 光文書院】

2―(1) 礼儀・真心


【ねらい】
 電話でのお辞儀の是非について話し合うことを通して、言葉や動作を支える心の大切さに気付き、真心をもって人に接していこうとする心情を養う。

【資 料】
読み物資料「電話のおじぎ」光文書院

【ひびき合いの授業へのワンポイント】
 電話でのお辞儀の是非について立場を決めて話し合うことができるようにする。
 自分の家族がどうしているかについて想起させ、事例をあげながら話すように促す。


1.どんなときどんな挨拶をしているか例を出し合う。 (10)
ポイント:日常の挨拶、お礼、など類別しながら板書する。


2.資料を聞き、おばあちゃんのおじぎについてその是非、効果について話し合う。(20)
ポイント:プリントに自分の考えを書かせた後話し合いを行う。よいことだと考える意見とその分け、無駄であるという意見とそのわけを分けて板書し、立場を明確にさせながら話し合いに参加させる。


3.言葉と動作を支えているもの(一番大切なもの)は何かを話し合う。(10)

●「一番大切なものは何ですか?」と尋ねました。すると、
「気持ち」だということは、すぐに出ました。「どんな気持ちだろう」と追加の発問をすると、「ありがとうの気持ち」「感謝の気持ち」という意見が出ました。そこで、こちらから、「口(言葉)」や「動作」を支えているのは、「真心」というのですよ。相手に対してもつ温かい気持ちのことを「真心」という言葉で押さえました。

4.3時間目に行く「あじさいの会の集会」でどんなことをしたいのかプリントに書く。
この道徳の時間の後にすぐに続いて訪問する「第2回あじさいの会の集会」で、「どんなことをしたいですか?
」と問いました。貴子供たちは、この授業で学んだ「真心」を行為や言語のレベルで、どのように具体化すればいいのか悩みました。例えば、次のような記述が見られました。
●おばあちゃんたちに自分をわかってください。お願いします。といって手伝ったり、話をしたりいっぱいおばあちゃんたちにふれあいたいです。あと、質問したいです。
●前の金魚づくりのおれい。デザートのお礼をしたい
●気持ちありがとうの気持ちを伝えたいんだったら・・・・お年寄りに親切にしたい。話したい。
●口や動作ではなく大切なのは、相手に伝えたい気持ちが大切だなあと思いました。
●配膳をがんばりたいと思います。話をいっぱいしたいと思います。「あじさいの会」の人に役立ちたいと思います。
●今日ぼく自身ががんばることはいろんな人と話してお礼をいっぱいすることです。
●お話ししたい。配膳をがんばりたい。おとしよりと仲良くしたい。
●いっしょにしゃべってみたいな。
●いっぱい質問したい。金魚づくりとか、ゼリーとかいただいたお礼で・・・
●相手に気持ちを伝えるようにする。
●配膳するときに真心をこめて、こぼさないようにお年寄りに配膳したい。もしこぼしたら、真心がこもっていないということになる。
●先生から教えられて真心という言葉を知りました。これからも電話をしたら真心をこめて気持ちもこめて電話したいです。