道徳の時間 実施カリキュラム  3年


15 9月―4  【ジレンマ学習とジレンマくずし】

主題名   どうしたらいい?  1時間(3M)

【ジレンマ資料 なくしたかぎ】

1―(4) 正しいと思ったことは、勇気をもって行う


【ねらい】
 友達の立場を考え思いやりをもって接すること、親との約束を守ることの大切さを話し合うことを通して、正しいと思ったことを勇気をもって行おうとする態度を養う。

【資 料】
ジレンマ資料 「なくしたかぎ」

【ひびき合いの授業へのワンポイント】
 ・同じような経験を出し合う場面をもつ。
 ・自分の立場を明確にして話し合う。


1.ジレンマ学習の方法について知る (5)
今年始めてのジレンマ学習だったので、プリントの左半分に主な進め方について、書いておき、それを読みながら話をしました。やってみないとわからないので、簡単に説明しただけです。

2.資料を聞いて、自分の立場を決め、理由をプリントに書く。

ポイント:どちらを選択しても正しいこと、大切なのは理由であることを伝える。


要点を夏季ながら話をする。

3.それぞれの選択と理由を話し合う。

ポイント1:同じような体験があるかどうか問い返しながら実生活との関連を強める。

ポイント2:
「さがす」の方の選択では、「相手の立場に立つことの大切さ」に気付かせる。「帰る」の方の選択では、「6時までに帰るのは、犯罪に巻き込まれないなどの親の子を思う気持ちが込められていること」(約束の意味)に気付かせる。(自転車に乗れなくなるということはさして問題ではないことに気付かせる。)

    
「左側が一緒に探す」という立場                右側が「一人で帰る」という立場

数字の上が一回目の選択の人数、下の数字が2回目の選択の人数。友達のために探すという立場が多い。

4.もう一度選択をするとともに、両方を満足する方法(ジレンマくずし)を出し合う。

ポイント1:
一緒にかずおの家に帰ってから親に事情を話すなどの方法を考えるように促す。そしてそのよさを説明させる。
ポイント2:
そもそもどちらか一方を単純に選択することに問題があることに気付かせる。