道徳の時間 実施カリキュラム 3年
13 9月―2 【絵本を使って】
主題名 大きくなるっていうことは・・・ 1時間(3M)
【絵本『おおきくなるっていうことは』】
1―(1) 基本的な生活習慣 (ちょっと違うのだけど、ぴったりする内容項目がない)
絵本を使って、同じ内容を自分たちでも考え合いながら、成長するとは、どんなことなのかについて話し合う。「望ましい成長観」とでもいうようなものを養う授業です。
絵本を使っているから、単純に楽しいってだけかもしれません。
【ねらい】
大きくなるということはどんなことなのか話し合うことを通して、大きくなるということは、自分でできることが増えるだけではなく、人や集団の中で自分が役に立ったり、認められたりすることが多くなることだということに気付くことができる。(望ましい成長観を養う)
【資 料】
絵本『おおきくなるっていうことは』
中川ひろたか:文 村上康成:絵
童心社 1300円
【ひびき合いの授業へのワンポイント】
絵本に合わせて文を考え合う活動を仕組み、楽しく発表活動を行う。道徳の4視点に分類した後、絵本の文章との差異を考える。
1.絵本の読み聞かせを聞きながら、感想を出し合う。
(15)
ポイント:文の意味を考えたり、訳を出し合ったりしながら、ゆっくり読み聞かせる。
著作権の関係で表紙だけです
いい絵本ですよ〜・・・・!
■この本には、「大きくなったら・・・・」「大きくなったら・・・・」と幼児が成長するにつれて、できるようになることなどが、楽しいえと一緒に書かれています。(これまた、本文は、著作権の関係で一文たりとも載せられないのです。残念です。)
2.「おおきくなったら・・」の続きをそれぞれ考えて、発表する。(15)
ポイント:たくさん発表しあった後、内容項目の4視点で分類する。
初めに数人に発表させた後、一人一人がプリントに書きました。
その後、全体の発表活動です。
色分けです。
黄色が、自分自身にかかわること・・
赤が友達との関係です・・・黒板の左に書いてあるとおりです。
黄色が多いのは当然ですが、4の視点の黄緑があるところが、絵本と違うところです。
(*追試する場合は「いのち」の項目(3の視点)は取り扱わないほうがいいです。)
3.もう一度、「おおきくなったら」を聞きながら、4視点で分け、自分たちの考えと違うところを話し合う。(15)(絵本の場合、ほとんどが1の視点ばかりだということに気づかせます)
*ポイント:同じ大きくなると言っても、年齢があがると、人や社会のために自分が役に立つとか、認められることが多くなることに気付かせ、励ます。
絵本は小さな子供向けに書いてありますから、絵本の「おおきくなるっていうこと」はほとんどが、黄色(自分自身の成長のこと)なのです。
でも、子供たちが考えた黒板にある「大きくなるっていうことは」には、赤や、緑が少しずつあるのです。そこで
そのことに気づかせた後、「皆さんが大きくなるっていうことは、友達に対して、優しくなるとか、年下の人のお世話ができるとか、また、多くの人のためになるとか、多くの人に認められるとか、そんなことが多くなるっていうことなんだよ」って話して聞かせました。そして、「そんな自分になれるといいね。応援していますよ。」といって授業を終えました。最後にプリントに2行ほど、感想をかかせました。