●単元「中庭を改造して、3−1ふれあい広場をつくろう」
6-2 やぎの飼い方について調べよう  3M  ( 10/12)
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山羊の飼い方についての全員の理解
(ブラウザーの使い方と図書館との連絡の取り方)

 いよいよ、山羊がやってくる(登校日としては)前日に当たることから、いくら何でも、全員の理解がバラバラではいけないと考え、一部の子供が知っている山羊の習性や飼い方のポイントについて、全体化を図りました。
 子供たちの中には、それほど必要感はなかったのですが(実際に山羊が来たらその必要感はいくらでも高くなるとは思いましたが、それではあまりにも遅すぎるので)、担任の方がある程度主導権を握って30分間程度話しました。ネットにつながっているパソコンを教師が操作しながら、ブラウザーのよさや簡単な使い方、そして、図書館の利用の仕方、本の検索をお願いする方法なども一緒に指導しました。山羊の飼い方の載っているホームページを二つ開いて、それを紹介するような形式で、飼い方や習性の理解を図りました。
ヤフーの検索語に「ヤギの飼い方」を入れ込み、検索して、見せたページは、
http://www2.mahoroba.ne.jp/~roba/kids/
と、もう一つ。(わすれてしまいました)
その後、すぐに全員でブラウザーで調べる活動をするほうほうもあったのですが、子供たち全員にそれほどまでに、その必要感はなかったようです。
 そこで、調べたい子供は、「休み時間に、コンピュータルームで調べたり、家で調べたりしましょう!」と進めました。いずれ、必ずコンピュータで調べ活動をしたくなるのをじっくり待って、その時、グループ別に、または全員でコンピュータルームで指導したいと考えています。(このときある程度強く誘えば、みんなが調べ活動をすることも可能だったのですが・・・・そのあたり、総合学習のむずかしいところです。時間との関係もありますしね)
次の日から数人の子供が家で関連ページを印刷してきました。早速、みんなの前で価値付け広めました。そして、それを全員に印刷しました。そうすることによって、多くの子供が自分からコンピュータを使って調べる活動に意欲的になってきました。
*コンピュータによる調べ活動で、最も障害になることは何だと思いますか?それは、ローマ字入力ができないことや、コンピュータの適切な操作ができないことなどではありません。それは、「漢字が読めない」ことです。PCの中学年利用に最も大きな障害は「漢字」なのです。
*附属小学校のPCには、「ひらがなナビ」がインストールされているので、たいへん便利です。このことについては、またの機会に・・・


手前がNote PC
向こうがスクリーン


そのホームページに紹介されていた山羊の飼い方の本が図書館にあるかどうかを確かめるために、子供たちの前で図書館に電話して、図書をさがしてもらいました。そして、さがしている本が2冊ともあることが分かると、拍手!すぐに予約を取って、借りてくることにしました。


予約をとってかりた本
両方とも重宝しました


電話でどのようにおたずねをするのか、その見本を見せることは、とても大切なことです。特に3年生の子供たちにとっては。このように全員の前で教師が手本を見せることや、数人の子供に全員の前でやらせてみることは、個別に一人やグループで交渉事や調べ事をさせていく上での大前提だと考えています。

何人かの子供は、本やインターネットから山羊のことを調べていましたからその子供たちの意見も発表させながら、全体化を図りました。