●単元「中庭を改造して、3−1ふれあい広場をつくろう」
5 ヤギを飼うか飼わないか( 10/1・2)
(10.11.12時間目)


たくさんの施設に電話をしました。
@秋吉台サファリパーク  A徳山動物園  B美祢ニュージーランド村  C○○農園  D山口県立○○高等学校 
どれも、ヤギを貸していただける約束はとれませんでした。

あきらめかけていて最後に電話をした「山口県立農業大学校」で、何とオーケーの約束を取ることができました。
 全員で電話の交渉の内容を聞いていた子供たち(スピーカーフォンで・・・)から歓声が上がったほど、うれしかったようです。



学級に置かれている総合学習用の
テレビ電話とスピーカー・マイク(左)

でも、担当の先生から、
@小学生ですから、簡単には、飼うことができないと思うので、クラス全員でよく話し合いをして全員で一生懸命飼う気持ちがあるかどうか確かめてください。
A分からないことは、できるだけ教えてあげます。

という投げかけがありました。

そして、話し合いが始まりました。
すぐに、「クラスでがんばって、飼うことにしよう!」と決まると思ったのですが、そうそう簡単に決まらないのが総合学習です。いや、私のクラスです。延々話し合いが続きました。

反対する子供たちが10名程度いたのでした。
反対の理由は
ただ1点 「死んでしまったらどうするのか」「責任がとれるのか」ということでした。

賛成する子供の理由は
・はじめから飼うということで、話し合って決まっていた。いまさら、飼わないという理由はない。
・具合が悪くなったら、獣医さんや、大学校の先生にすぐに相談する。
・大学校の先生に飼い方をよく教わる

です。

いつまでも話し合いが終わらなかったのは、死んでしまったら取り返しが着かないと言うものでした。
途中、
今まで自分が飼っていて自分の不注意で死なせてしまったことを思い出して、思わず泣いてしまう子供も出ました。また、「自分は反対だから、死んでしまったときの責任は取らない。自分のせいにしないでほしい。」といい出す子供も出てくるなど、かなり白熱した話し合いになりました。

最終的に、4,5日借りて飼ってみて、それで飼い方を勉強することにしました。それでもう一度考えてみることにしました。最後には、40名全員がこの方法で納得したのでした。