10,しおりを完成しよう(17,18時間目)

 計画書が完成してから、1週間後の総合の時間(木曜日)に、しおりを完成させることになりました。
 この1週間教師は、個別に班の計画を確認し、必要なところは、再度見直しをするように促しました。細かく見ていくと1週間は必要です。

  この日は、教師の用意した日程表やもってくる物、部屋割り、列車の座席表など、通常の修学旅行の時に作成するページに加えて、自分たちのオリジナルなページを付け加えます。
 付け加え観点は、最悪、「自分が一人になってもコースを回ることができる」「ホテルに帰ってくることができる」「班で1冊のガイドブックや京都市の大きな地図を落としても、回ることができる」です。
  従って、「乗り物ガイド」や「市販のガイドブック」の中で自分たちが見学するところに関するページや地図などは、誰のしおりの中にも入れ込むことにしました。ページも厚くなって、大きなホッチキスでないと閉じることができないようになりましたが、一人一人の安全を考えると仕方ありません。

 作成の途中、コンピュータルームのプリンターの調子がおかしくなって、時刻表をプリントアウトできずに、必要な時間帯のダイヤをいちいちメモしなければならないというアクシデントにも見舞われましたが、何とか自分専用のしおりを完成させることができました。
 この期に及んでも、まだ、日程の見直しをする班もありました。修学旅行当日までは、まだ、10日以上あります。自分たちが納得することが大切ですから、話し合いの機会をもてるように配慮しました。