1 将来の夢の職業について話し合おう。

(1,2時間目  1月18日)

子供たちに示したプレゼンテーションの1枚です

総合学習の第4弾がスタートしました。小学校最後の総合学習です。卒業や進路を意識した単元を提案しました。

この学習では、なりたい自分像や職業を次第に明確にしていきながら、そんな職業に携わっている人や生きがいをもっている人に直接逢って、話をきいたり、職場を見せていただいたり、もしよければちょっと体験させてもらったりします。そして、その仕事のよさに触れたり、自分の今までの考えと比較したり、また、その人の思いや生きがいについて考えてみたり。その中で、将来についての夢や希望をふくらませていくというものです。

簡単な学習ではないとは思いますが、やりがいはあります。
予想より多かったのが、自分のお父さんやお母さんの働いている職場を見学して、じっくり見てみたいというものでした。これなら、交渉はとても早いし、的確です。親子の絆も強くなると言うものです。是非実現させてあげたいと思います。

 困難な点もあります。それは、思うほど子どもの将来像が明確ではないということです。どんな職業に就きたいかなんて考えたこともない、という子どもの方が多いのです。
 当たり前です。自分だって、そのころそんなことを考えたことはありません。子どもがこの学習を通して、ほんの少し、将来像について考えることができるようになったらよいと考えています。
また、今回は自分で(いや自分たちで)その職業に携わっている方に直接交渉していく割合が増えます。訪問するためには、あらかじめその職業についてできる範囲で調べなくてはなりません。遊び半分で、大切な勤務を割いていただくわけにはいきません。また、何よりもその職業に対する自分の気持ちを明確にしなければなりません。「とりあえず訪ねていって、それから考える」の子どもの思考が通用するか、心配なところです。

 安全を保障するためにグループにすることになるでしょう。かなり少ないグループになりそうです。それで子どもが納得するかどうか、それも問題です。少ないグループになったとしても、安全の問題はずっと残ります。