単元 老い・病と向き合う
ー介護体験学習を見つめようー
道徳の時間4 「命・生きる」について考えよう!
資料を教師が読む。
発問1 資料を読んで最も心が動いたところはどこですか?
発問2 資料の最後の「別に悲しくも、嬉しくもないのに、ひっきりなしに目から涙がしたたり落ちました。・・・」のとき佐藤さんは、こころの中で、何を考えていたでしょう。
- 道徳プリントの吹き出しに書く予定でしたが、時間の都合で、発表だけに。この発問には、すぐに反応がなく、かなり待つことに。発表者はほんの6名程度。次のような意見だった。
- 自分の命を粗末にしようとしたことに後悔した
- いろいろな患者さんが、一生懸命生きようとしているのに対して、自分が情けない。
発問3 このように一生懸命生きようと努力している人はたくさんいます。総合学習での介護体験、交流学習で命の大切さについて感じたことを書きましょう。(ランダムに数人載せます)
- 一生懸命生きていたリハビリをしている利用者の姿を見て「自分もいつかなるんだ。」と思った。「いつかは自分も自分で食べたりすることもできないのか。」と思った。それだけの間でもがんばろうと思った。命とは、どんなにがんばっても一世紀くらいしか生きられないがその間でも一生懸命生きたい。
- 大熱の時、もう死ぬかと思ったことがある。今この道徳をして、「生きる力をありがとう」と言うのを聞いて、せっかく生まれてきたんだから、限界まで生きていた方がいい。
- デイケアセンターで目が・・・(これ以上書けていない)
- 交流学習で死のことの大切さを感じました。今まで、死のことを考えたことはなかったけど、いずれは、年寄りになるので、今度から考えてみたい。
- この総合学習をはじめる前に、「死んだらどうなるのか?」とか、何回か考えたことがありましたでも、総合を初めて、お年寄りがあんなにがんばっているのを見て、「生きる勇気」をもらいました。今の自分は、今の自分にしかできない。人生楽しまなきゃ」
- いつかは、自分でできないこと、人に自分をあずけることがあると思う。だから人にしてもらうより自分でしたいと思うから、自分のしたいこと、大切な人、物を、思い出をいっぱいつくりたいと思う。
- 生きるってことは、難しかったりすることだけど、私達は生きるために生まれてきたんだから、精一杯生きることが大切。生きるってことは、そんな大変な経験の積み重ねだと思う。
- 生きるとは、人と触れあい楽しむこと。老いることとは、今までの自分を振り返るいいチャンスだと思う。
指示 「夫のかわりはおりまへん」の一部を聞いてみましょう。
発問4 「心の樹」に今日の授業を受けての感想や考えの変化などを付け加えましょう。