主題 支えられている
授業のようす
主題は、「支えられている」(2-5尊敬・感謝)です。
発問は、「夏休み中、自分に対して、人(家族・友人)がしてくれたことを、思い出せるだけ全部書き出してみましょう。箇条書きで書いてください。」 何人かの子供の記述を紹介しましょう。
○食事の準備、片づけ ○洗濯 ○花火大会に連れて行ってくれた。 ○掃除 ○アイロンかけ ○スポーツ少年団の送り迎え ○光熱費 ○電話代 ○食費 ○小遣い ○部屋の片づけを手伝ってくれた ○藤本先生がサッカーの指導をしてくださった ○友だちがブラジルのおみやげをくれた ○友だちが遊びに来てくれた ○自由研究のアイデアをもらった ○勉強を教えてもらった ○旅行に連れて行ってくれた ○車を何時間も運転してくれた ○ものを買ってくれた ○ゲームを使わせてくれた ○だらだらしていたら、しかってくれた ○ゴミを捨ててくれた ○習い事をさせてくれた ○遊んでくれた ○弟がお菓子をおごってくれた ○妹がいろんなものをくれた ○優しくしてくれた ○注意してくれた ○慰めてくれた ○勉強を手伝ってくれた ○悩みを話してくれた ○パソコンを教えてくれた ○夏休みの宿題を「早くやれ」と忠告してくれた ○誕生日のプレゼントをくれた 他他・・・・
続いて、「反対に自分がしてあげたこと、して返したことを書いてみましょう。」
○お風呂掃除 ○洗濯物たたみ ○アイロンがけ ○洗濯 ○ご飯をついだ ○遊んであげた ○肩もみをした ○買い物をした ○留守番をした ○肩たたき ○くさとり ○後かたづけ ○みずやり ○テーブルふき ○部屋の掃除 ○姉ちゃん、妹の誕生日を祝ってあげた ○犬の散歩犬小屋の掃除 ○マッサージをした ○お茶をいれた ○ゴミ捨てをした 他他・・・・
当然、自分がしてあげたり、して返したりしたことが圧倒的に少ないのであります。そこで
「感じたことを書いてみましょう。」
○やっぱり人に何かしてもらわないと生きていけない。してもらったことの方が多い。
○自分は何もしていなかったことがよくわかった。(この子は、したことの欄に「なし」と書いていた」
○やったことより、してもらったことが多いので、今度からは、家族のお手伝いをがんばりたい。
○もっとやっていると思っていたけど、そんなに書けなかった。してもらった方がだいぶ多かった。
○私がしてあげたことよりしてもらったことの方が多かった。今度からは、誰かのためにしてあげることを心がけるようにしたいです。
○いろいろしてもらった割には、自分はあまりしていなかった。
○この授業で、家族や他の人が私にしてくれたことがわかりました。お母さん達がいないと楽しい夏休みにできなかったと思います。それに比べたら、私がやっていることはほんの少しだと思います。これからできることが増えると思うので、できることは全部したいです。
○ほとんどしてもらっていたけど、この上に書いていること以外にもしてもらったことがまだまだあると思います。思い出すのも結構大変でした。
○こうやってまとめてみるとかなりの量のちがいに驚きました。
○して返したことが全く思いつかなかった。
最後に 家族のため友だちのためにできることを見つけてやることが大切だと言うことと、感謝したいものだということを押さえました。支えられて生きている。自分も人を支えることができるようになりたいものです。