交流会(バス旅行)をしよう

Ann Marie Millerさんとの交流会を行いました。


バス旅行です。7時50分に坂本が大学にバスを向かえに行きました。ガイドのいない大学のバスでは、担任が、助手として初めから同乗しなくてはなりません。8時10分山口小学校着。朝の健康観察などを行って、30分過ぎには、上運動場集合です。



 まず始めに向かったのは、萩の東光寺です。到着までの約55分間を交流会の時間に当てていました。初めの1グループが「かちかち山」という昔話を紙芝居で説明しました。十数枚に及ぶ長い紙芝居を、たどたどしいけれど、一生懸命準備した英語で話しました。時間にして、15分くらいでしょうか。がんばりました。石を打ち合わせて「かちかち」やるところなんかは、すごく手が込んでいました。最後にその紙芝居をプレゼントしてこのグループの発表は終了しました。

 そのころから、バスの中の雰囲気が変です。エイミー先生も通訳の先生も変です。そうです、バス酔いです。10人近くの子供がバスに酔ってしまったようです。曲がりくねった道だった上に、英語の原稿を見過ぎたようです。
 そこで、バスの中での交流は、最小限に止めて、もう1時間交流の時間をとることにしました。(交流会準備の時間が予定より1時間少なかったのですが、結局、最後のもう1時間の交流を取ることになったので、当初の計画通りの時間となってしまいました。)


 東光寺に着きました。一人も行ったことがないとのことで、意欲も高かったように感じました。大きな山門、たくさん並んだ灯籠、毛利氏の墓の数々、今年は、修学旅行を含めて、歴史的な建造物にたくさん出会うことになりました。エイミー先生も感動しておられました。ここでは、一人の男の子ががホスト役をして、英語で解説をしました。

 次に松下村塾に行きました。始めにある男の子が萩焼のことを説明して、中を見学しました。手を洗って、清めた後、拝んだり、おみくじを引いたりしました。おみくじは、「小吉」でした。

 その後、萩城趾をバスの中から見学し、秋吉台に向かいました。酔わないように、歌を歌ったりして過ごしました。カルストロードからカルスト台地を見渡し、昨年宿泊した秋吉少年自然の家を遠くに見たりしている内に、展望台まで到着しました。早速昼食です。エイミー先生は、おかきにチーズをのせて食べておられました。日本人からすると変な取り合わせですが、おいしいとのこと。みなさんも一度おためしあれ。昼食の時間が最も気さくに交流することができた時間でした。それぞれが持ってきたおにぎりやおかずを交換したり、おやつをエイミー先生にあげたりして、楽しげです。3年生もほどなくやってきて一層にぎやかになりました。

  和菓子を紹介する男の子が、ういろうを持ってきていて、「日本の和菓子」について説明しました。一太郎の文書に写真が貼り付けてある本格的な原稿です。もちろん英語で書かれています。 (原稿の本物は次をクリックしてください。 @日本の和菓子について(173kb) Aういろうのレシピ175kb)
 台上では、一人の男の子がカルスト台地の説明をしました。ふりがながふっていない原稿でチャレンジです。エイミー先生に発音を教えてもらいながらの説明になりました。

 その後、秋芳洞に入りました。黒谷口から入って、ゆっくり下りながらの見学です。涼しい洞内がとても心地よかったです。「Cool!」と子供たちは、エイミー先生に話しかけていました。まだ、今日一度もエイミー先生に話しかけていない子供は、担任に「何でもいいから話しておいで」と背中を押され、なにやら話していました。


 全く知らないアメリカの子供と出会っていきなり話しかけ、握手をしたり、持っていたお茶を飲ませたりしたのは、3人の男の子です。いろいろなところにエイミーさん効果は出ています。

 最後に、秋芳洞の出口で一人の女の子が、解説をしました。彼女は早めに洞内から出て、明るいところで、原稿を見直して練習していました。その甲斐あって、なかなかうまく説明できました。

 おみやげやさんの間を通り抜ける時、たくさんの鯉が泳いでいたので、それに餌をやってまたまた大さわぎ。6年生ながら、大変無邪気です。
こんなことで、エイミーさんとの交流は、促進されるのですから不思議です。

 バスの中では、大きな歌を歌って、学校へ帰りました。予定より少し早く2時40分でした。3時20分くらいから始まる水泳の特別練習までに一休みできます。
 バス酔いというハプニングもありましたが、少しずつエイミー先生と気兼ねなく声を掛け合える仲になっていく様子が見て取れてとても有意義な交流会になりました。