単元 心が動いた詩から
3時間目:みつを

この手の実践記録を載せるのは、大変難しいです。今までの2時間分の授業記録をご覧になっても、よく分かると思います。提示した「詩」を掲載することができないからです。著作権の問題です。とくに、326やみつおの詩は、絵の要素もあるので、なおさら、そのよさを伝えることができません。
とりあえず、発問と子供の反応を載せることで、実践記録ということにしましょう。非常に簡単に報告します。

提示した詩

(1)「遠くからみて・・・」
(2)「そのままでいい・・・」

(3)「ひとりになりたい・・・」

発問 
「どれも、ある立場の人の気持ちになって書かれた詩です。どんな立場の人の気持ちを書いたのでしょう。ただし(3)はすこしちがうのだけど・・・(1)と(2)と同じような立場と考えることもできるので、出しました。(と補説)」

指示
「一番考えたい詩を選んで、どんな立場の人の気持ちを書いたのか、そして、もう少し詳しくいうとどんな気持ちなのかを考えて、プリントに書いてください。」

活動

0 今までの2つの時間(金子みすヾと326の詩を読み、活動を思い出す。
1 個人で考えを書く
2 グループで意見を交換する。



3 全体で意見を交換する。


「遠くから・・」について


「そのままで・・・」について


「ひとりになりたい・・・」について

全体交流で問題にしたこと
(1)「遠くから・・」のまなざしは(目つき)は、「監視」する目か?それとも「見守る」目か?
   結局、親のように、「見守る目」だということに落ち着く
(2)「そのままで・・」は、あきらめたから「そのままな」のか?それとも、信頼しているから「そのまま」なのか?
   あきらめという意見は、最後まで消えなかったけれども、写真のように、親が息子に自分を好きでいいよ、なりたい自分になればいいよというメッセージということで、「信頼」に落ち着いた。
(3)の詩については、親の立場から子供に向けたメッセージとは読めないので、教師から補足した。

4 振り返りをする。


内容面と学び方の振り返りを促す