1回目の訪問をしよう 
デイケアセンター(10:00〜11:00)

いよいよ第1回の交流会の日がやってきました。デイケアセンターとの朝の連絡で、迎えのバスが、
(1)通常お年寄りを送迎しているバスになったこと、
(2)車椅子のリフトつきバスなので、行き帰りで合わせて4名が体験できること
(3)お年寄りの数が少なくて、一度に全員の子供が交流をすることができなくなったこと。したがって2度に分けて交流することになったこと が確認されました。

 9時40分山口小学校を出発。はじめに車椅子に乗ったのは、男女一人ずつです。10時には、到着。上靴をはいて荷物を下ろします。どうしてこんなに楽しそうなのかよく分かりませんが、緊張感はゼロ。

全員に次のことの確認がありました。それは、
「お年寄りと呼んではいけない。お年寄りばかりではないし、お年寄りと言うと よわい というイメージを抱いてしまう。利用者と読んでほしい。そして、ひとりひとりは、名札があるから名前をよんでほしい」
ということでした。それまで、挨拶や自己紹介を考えてきた子供たちは、その場で言い方を変えたのでありました。それが臨機応変にできるのだからすごいことです。ほんと!感心しました。
 さっそく半分のグループが交流会を開始しました。所の人が「さあ、どうぞ」で、いきなりです。今までリラックスしていた子供たちにやっと訪れた緊張感。ほんの少しの間、静かになる瞬間がありました。だれと、どこでやるのかの打ち合わせはほとんどありません。私は、とやかく言わず、じっと様子を見ていました。わたしが間に入ったのでは、意味がありません。子供たちは、おずおずとしながらも、「こうなったら、やるしかない」という決意を固めたのか、堂々と、自己紹介をはじめたり、はじめの挨拶をはじめたりしました。

「なかなかやる」

そのときの様子をいちいち書くことはできませんが、いつものように写真に一言加えることにしましょう。

魚釣りグループ
魚釣りグループです。ここは利用者の方に興味を持っていただくまでに時間がかかりました。交流の難しさを感じたことと思います。利用者の心身の状態によって交流の中身は大きく左右されます。一生懸命努力する姿がとても感動的でした。この子供たちがどのような課題をもって学習を進めるのか大変楽しみです。
双六グループ
利用者の方のモチベーションがとても高く、はじめから「のりのり」という感じでした。時間が短かったので、進んだ先を記録して、次には続きをやる計画のようです。
(同じ曜日に行けるといいのですけど・・・・)
折り紙グループ
魚釣りグループです。ここは利用者の方に興味を持っていただくまでに時間がかかりました。交流の難しさを感じたことと思います。利用者の心身の状態によって交流の中身は大きく左右されます。一生懸命努力する姿がとても感動的でした。この子供たちがどのような課題をもって学習を進めるのか大変楽しみです。
将棋グループ
このグループは、将棋です。本将棋ではなく、「ふまわり」をしています。はじめにやり方を確認していました。そばにおられるのがセンターの職員さんです。使用者の方の人数が少なくて残念でした。
zoidosグループ
前半は、将棋をしていた利用者の方です。後半は、Zoidosグループの交流です。ゼンマイのzoidosや電池のそれを見せて、いろいろ説明します。ゼンマイを巻いてもらったりもしました。800円から3000円するそうです。所の方も利用者も私も、この不思議な生き物の動きにしばらく見とれていました。
将棋の駒を使った「豆移し」ゲーム
前半は、双六をしていた利用者の方です。後半は、将棋の駒を箸を使って移すゲームです。パソコンを使ってのプレゼンテーションも無事終わり、時間を計りながら対戦です。子供たちも一緒にやりました。子供よりはるかに早い利用者の方もおられて、ついつい本気を出してしまう子供たちです。時間が短くて、もう一つのゲームができなくて残念でしたが、大変喜んでもらえて、満足げでした。
老人保健施設での車椅子体験
老人保健施設の職員の方からもこのあと時間をとって車椅子の指導を受けました。車椅子を扱えるということは相当重要なことのようです。
坂道を上ったり下ったり