感想  

1回目の総合学習での一人一人の感想です。


一人一人の感想を読んでみると、授業で発表されたものとは、かなり違う印象を持ちます。もちろん、およその傾向は同じなので、授業の方向は変わりようがありません。
でも、一人一人の願いがきちんとこちらに伝わってきます。
今回は、授業でも出てきた、または、授業にはでてきていない一人一人の感想の中からみんなに広げた方が望ましい「多くの友だちに知ってもらいたいこと」を、紹介したいと思います。ノートの中から類別せずに、どんどん書き抜いていきたいと思います。(とは言っても家庭の事情が出がちな主題だけに、慎重であるべきだと言う「もう一人の私」がいます。・・・・以下の記述は坂本です。)

○お年寄りとふれあう経験はお正月とか休みの日しかないから、お話してみたい。近所とかにいるけど話さない。・・・・・普通ふれあっていないから、はなしたくないっていうのもあるのに、プラス思考の考えです。

○おばあちゃんの家がすぐ近くだからよく行くことがある。おかずをもらったり、あげたりするのは、僕がする仕事だからよく会う。・・・・僕がする仕事はすばらしい!この学習での活躍を期待しています。

○お年寄りとはこの12年と6ヶ月一緒に暮らしてきたので、結構経験は長いです。まあだいたいの人とはうまくやれると思います。・・・・力強い意見です。やはり生活の中での体験の多少によって意欲は変わりますね。

○僕の好きなzoidoを紹介したりしたいです。・・・・・やはり自分の楽しいことを伝えたいよね。

○遊びはどんな遊びがいいか分からないので、もうちょっとお年寄りのことをよく分かってから考えた方がいい。   ・・・・・これについては、みんなで話し合いの時間を持ちましょう。みんなで結論を出すことが大切ですね。

○今は何をしたらいいのかよく分からないけどとにかくどんなことでもいいから、楽しくおしゃべりしたり、楽しい学習をしてみたいです。・・・・お話しすることが基本でしょうね。話すことの中にすべてが含まれているといってもいいのかもしれません。

○リハビリってどんなことをするのか、もっと詳しく知りたい。・・・・知ることから新たな行動が始まりますよね。

○遊びとしては、折り紙やあやとりをして遊びたい。知りたいことは、どうしたらお年寄りが喜ぶか・・・確かに。喜んでもらうことは大前提ですね。その中から何かを学び取っていくことになるのでしょう。

○お年寄りと高校生が「手を握って」話をしているところを見て、すごく「感動」しました。おばあちゃんが、とても「幸せ」そうな顔をしていたのを見て、私もお年寄りにあんな顔を「させてあげたい」な、と思いました。

○予想していたほどお年寄りが元気だったし、楽しそうなところだった。重苦しいところじゃなさそう。どんなことをしたいかについては、これは学習だし、遊ぶだけじゃだめだし、福祉のことも考えていきたい。勤めている人にいろいろ聞いたりした。・・・・これまた正論、全員で話し合わなくてはならない問題です。先生から提起しなくてもよかったので、私としては、良かった。

○知りたいことは、まだ、あまり老人保健施設やデイケアセンターのことを知らないので、ないです。・・すごい!確かに20分ビデオを見て、先生から話を聞いただけでは、疑問もうかばないのでしょう。これは正論です。ともかく、あれこれ考えず、一度訪れてみることも必要でしょうね。

○遊んだりしたいと思います。そして、知りたいことは、そのお年寄りの名前が知りたいと思いました。・・・相手をお名前で呼べるようになれば、すごいことです。そんな関係になってほしいですね。

○普段の生活を知りたい。・・・なるほど・・確かに。

○老人保健施設やデイケアセンターはどんな構造になっているか、仕組みを詳しく知りたい・・・・建物か組織か?分かるわかる、その知的な欲求

○昔の遊びと今の遊びを比較する・・・それも一つの学習でしょう。昔の人の知恵を感じることでしょう。

○お年寄りの方たちにどんなことをしてあげたらいいか、この授業で分かりたいです。・・・確かに。ただ遊ぶだけでは物足りませんよね。自分が身につけたい力や能力をあらかじめはっきりさせておくことは大切ですね

■みんなの感想を見て、さすが6年生だと感じました。低中学年でないあなた達らしい学習をしてほしいと思います。ただ遊ぶだけでなく、その中から学び取りたいことを確かに学び取ってもらいたいです。