授業を作る上で大切にしたこと

 「新しい道徳の授業の方向」と「総合の時間とリンクした道徳の授業のあり方」を考え合わせ、この授業を作る上で、大切にしたことを以下に掲げる。


(1)自分が最も伝えたいことは、何なのかを非常に明確にし、それをストレートに問いかける。道徳の時間は、あくまでも価値の伝達の時間である。何を学んだかわからないようでは、道徳の時間としての価値はない。


(2)総合の時間で培われている道徳的に見方や考え方を最大限生かすために、総合の時間の活動そのものを資料として扱う。(読み物資料を使用しない)
     ・・・・・活動の様子を写した写真を資料とする。


(3)一人一人の道徳的な見方、考え方を大切にして、一人一人が自分なりの道徳的な価値の自覚化がなされるように、資料の中での目を付けところの自由性を認める。
     ・・・・・いろいろな活動の中から自分の最も印象に残ったところに目を付けて自分の感じたことをまとめることができるようにする。


(4)これからの自分なりの課題を持つことができる時間を保障する。


(5)自分なりの課題を達成することができるような機会(時間と場)の保障をする。